当園の教育
かわわの特色
教育方針
河輪幼稚園の教育方針
「人が人として社会生活していくための基本的な生活習慣の習熟」
幼稚園は小さな社会です。したがって、幼稚園児は「未来の社会人」ではなく「小さな社会人」なのです。この小さな社会の中で、立派に人と人との関わり合いや気持ちの交流、表現といった社会生活を営んでいます。
「社会生活の常識は、社会人になってから学べばいい」 ─── そんな考え方が受験重視の教育現場から世の中に根付いてしまったことは何とも皮肉です。
しかし、よく考えてみれば、社会常識を高等教育で行うことはすでに事遅し、でもあります。「三つ子の魂百まで」とも言う通り、幼児教育で行わなければならない、教育の時期的責任があるとすれば、それはまさに社会人としての基礎を形成させることでしょう。
ここで身につける基礎が、小学校へ上がってから以降ずっと続く集団生活や環境推移への順応・対応のために必要になります。決して難しいことではないのですが、当たり前のことが当たり前にできなくなってきている昨今だからこそ、常識をわきまえた人物に育成するために欠かせないことをあえて意識して教えていくことも必要なのかも知れません。
そのために、基本的な生活習慣を身につけさせることからはじめます。
基本的な生活習慣の習熟を通して、人間関係や精神の成長も学びます。
「小さな社会人」たちは、人が人として社会生活していくための準備をもう始めているのです。
教育目標
河輪幼稚園の教育目標
河輪幼稚園では、教育目標のもとに「未来の社会人」ではなく「小さな社会人」を育成していきます。世の中は人と人とが支え合い、助け合って成り立っているものだという真理。それは子どもたちが大人になったときに必要になることではなく、今まさにこの瞬間から必要なものであることは言うまでもありません。正しい社会人を育成するために私達大人がすべきことを先延ばしせずに、まさに今、勢いよく成長していく子どもたちへ愛の手を添え支えていきましょう。これは、園と親子という三者が共有していきたい教育目標なのです。
- 人の話がよく聞け、あいさつのできる子に。 コミュニケーションは社会生活の基本です。コミュニケーションは一方的に話すことではなく、相手の話をちゃんと聞き、理解することが必要です。そして、心が通ったコミュニケーションができるための第一歩があいさつです。あいさつは社会生活の基本であり、時として最重要要素にもなり得ます。未来の社会人の育成は、幼少期から始まっているのです。
- 我慢強く、おしまいまでやり遂げることができる子に。 途中で投げ出してしまうことを一度良しとしてしまうと、投げ出し癖がついてしまいます。最後までやり抜く強い信念は、この大切な時期に習慣として身につけさせることが基礎となります。
- 感謝の心をもち、思いやりのある親切な子に。 感謝するためにはまず誰かが自分や自分たちのために何かをしてくれたことに気付くことから。そして素直にその好意に感謝の気持ちを持ち、そして気持ちを表現できるように。気配りと感謝ができるようになると、自然に思いやりのある親切な子に育っていきます。
- 明るく素直で、だれとでも遊べる子に。 幼稚園は小さな社会です。小さくても社会です。ここで学ぶことはやがて実社会に出たときに基礎中の基礎として生きてきます。社会で人と人とが関わり合う中で本当に大切なものは何か、必要なものは何か。その礎(いしずえ)となる部分を形成します。
- 自分で考え、自由に豊かな表現のできる子に。 自立心、自制心、表現能力を養います。自分で考え、自分で判断し、言葉や音、絵や形、行動にして表現していきます。立派な考え方をよそから引用してくるのではなく、まずは自分で考えるということを自然にできること。秀逸で非の打ち所がない表現をするよりも、まずはその子の個性を押さえ込まない自由な発想の元でのびのびと表現ができることを大切にします。
学年別目標
河輪幼稚園の学年別目標
- 年少 桃ぐみ 友だちをつくり、伸び伸びと楽しく遊べる子に。
- 年中 赤ぐみ 友だちとの係わりあい、遊びの中から生活のあり方の基本を覚える。
- 年長 白ぐみ 友だちとの協調により自分を見いだし、自由に豊かな発想が表現できる。